創作ツールボックス

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本の背幅・表紙サイズ計算機

同人誌の表紙、背幅は何mm?表紙のキャンバスは何pxで作ればいい?——判型・本文ページ数・紙を選ぶだけで、背幅と表紙の入稿サイズ(塗り足し込み・ピクセル換算)を自動計算します。印刷所公表の紙厚をそのまま入れられるカスタム入力にも対応。無料・登録不要・入力データはどこにも送信されません。

① 判型・ページ数・紙を入力

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印刷所の「総ページ数」は表紙4ページ(表1〜表4)を含みます。どちらで数えても正しく計算できます。
② 遊び紙を追加する(任意)

③ 計算結果

本のサイズとページ数を入力すると、自動で計算結果が表示されます

このツールの使い方

  1. ① 判型・ページ数・紙 … 本のサイズ・本文ページ数・本文用紙・表紙用紙・塗り足し幅・解像度を選ぶと、その場で結果が更新されます。計算ボタンはありません。
  2. ② 遊び紙(任意) … 本文の前後に遊び紙を入れる場合だけ開いてください。枚数と紙厚を指定すると背幅に加算されます。
  3. ③ 計算結果 … 背幅・表紙展開サイズ(仕上がり)・塗り足し込みの入稿サイズ・ピクセル換算・背文字の目安が表示されます。「📋 結果をコピー」でテキストとしてコピーできます。
  4. ④ 表紙展開図ガイド … 裏表紙・背・表紙の配置と塗り足し領域を図で確認できます。「💾 ガイド図を保存」でPNG画像として保存できます。

はじめての方は、上の「サンプルを入力してみる」ボタンを押すと、入力例と結果の見え方を確認できます。

同人誌の背幅・表紙サイズの決め方ガイド

「背幅って何mm?」「表紙のキャンバスは何pxで作ればいいの?」——初めて表紙を作るときに必ずつまずくポイントです。ここでは背幅の考え方から、表紙データの作り方の流れまでを、上のツールと合わせて使える順番で解説します。

1. 背幅とは

背幅とは、本を閉じたときの「背表紙」の厚みのことです。無線綴じ(表紙でくるんで糊付けする一般的な製本方法)の同人誌では、表紙は裏表紙(表4)・背・表紙(表1)が1枚につながった「展開図」の状態でデータを作ります。この背の部分の幅が背幅で、本文の枚数と紙の厚みによって決まります。背幅を正しく計算しないと、表紙のデザインが背でズレたり、背表紙のタイトルが入らなかったりします。

2. 計算式の解説

上のツールが使っている計算式は次のとおりです。

  • 背幅 = 本文紙厚(mm/枚) × (本文ページ数 ÷ 2) + 表紙紙厚(mm/枚) × 2 + 遊び紙紙厚(mm/枚) × 遊び紙枚数

紙は1枚で2ページ分になるため、本文ページ数は2で割って「枚数」に直します。表紙は1枚の紙を二つ折りにして使うため、表1側と表4側の2枚分の厚みが背に乗る計算になり「×2」します。遊び紙は使った枚数をそのまま加算します。なお、PP加工(クリア・マット)の厚みは0.02〜0.05mm程度とごくわずかなため、このツールの計算には含めていません。気になる場合は入稿先の印刷所の早見表で確認してください。

表紙の展開サイズ(仕上がり)は「判型幅 × 2 + 背幅」を幅、「判型高さ」を高さとして計算します。そこに塗り足し(外側にはみ出させておく余白)を四辺に足したものが、実際にデータを作る入稿サイズです。ピクセル換算は「mm ÷ 25.4 × dpi」を切り上げて求めています。

3. 連量と紙厚の違い

紙の注文では「上質紙90kg」のように「kg」で表す連量がよく使われますが、これは原紙(四六判)1,000枚分の重さのことです。同じ90kgでも紙の種類によってかさ(厚み)が違うため、背幅の計算には重さではなく紙厚(mm)を使う必要があります。上のツールのプリセットは一般的な目安値です。紙厚は同じ銘柄・連量でも印刷所やロットによって多少異なるため、確定した数値は必ず入稿先の印刷所の背幅早見表や見積もりツールで確認してください。印刷所が紙厚を公表している場合は、「カスタム」を選んでその数値をそのまま入力するのが最も確実です。

4. 塗り足しとは

塗り足しとは、印刷・断裁の際にわずかなズレが起きても紙の端まで色が届くように、仕上がりサイズの外側にあらかじめ余分に絵柄を伸ばしておく部分のことです。多くの印刷所では3mm、まれに5mmを指定します。入稿データはこの塗り足し込みのサイズで作成し、文字やロゴなど断裁されて困る要素は塗り足しの中まで入れないようにするのが基本です。

5. 中綴じと無線綴じ

同人誌の製本方法には主に「無線綴じ」と「中綴じ」があります。無線綴じは表紙で本文をくるんで背を糊付けする方法で、ページ数が多い本や、しっかりした厚みの本に向いています。中綴じはページの中央をホチキス(針金)で留める方法で、薄い本(目安として本文24ページ程度以下)に向いています。中綴じには背幅という概念がなく、表紙は1枚の見開きとして作ります。本文が薄い場合は、上のツールでも中綴じをすすめる注意書きが表示されます。

6. 表紙データの作り方の流れ

  1. 本文ページ数・紙・判型を決める(上のツールで背幅を確認)
  2. 塗り足し込みの入稿サイズでキャンバスを新規作成する
  3. 裏表紙(表4)・背・表紙(表1)の位置を、展開図ガイドを参考にレイアウトする
  4. 背表紙にタイトルを入れる場合は、背幅の目安(下記参照)を確認してから文字サイズを決める
  5. 印刷所のテンプレート(あれば)と見比べて、サイズ・解像度・塗り足しがずれていないか確認する
  6. 入稿前に印刷所の背幅早見表と数値を再確認してから入稿する

表紙デザインの考え方は「目を引く同人誌の表紙デザインのコツ」、入稿データ全般の注意点は「同人誌の入稿データの作り方」、印刷所選びで迷ったら「同人誌の印刷所の選び方」もあわせてご覧ください。

よくある質問

Q. 印刷所の早見表と計算結果の数値が違います。どちらを信じればいいですか?

A. 入稿先の印刷所の早見表を優先してください。紙厚は同じ銘柄・連量でも印刷所やロットによって差があり、このツールのプリセットは一般的な目安値です。印刷所が紙厚の数値を公表している場合は、「カスタム(紙厚を直接入力)」にその数値を入れて計算し直すことをおすすめします。

Q. PP加工(クリア・マットなど)の厚みは考慮しなくていいですか?

A. PP加工の厚みは0.02〜0.05mm程度で、背幅全体への影響はごくわずかなため、通常は考慮しなくて問題ありません。誤差が気になる薄い本などでは、念のため印刷所の早見表も確認してください。

Q. カバーや帯のサイズも計算できますか?

A. このツールは表紙(本体)の背幅・展開サイズの計算に対応しています。カバーや帯は本体との重なり方・折り返し幅が印刷所ごとに異なるため、対応していません。カバー・帯を作る場合は、依頼する印刷所が配布しているテンプレートをご利用ください。

Q. 入力したデータは保存・送信されますか?

A. 外部への送信は一切ありません。計算はすべてお使いのブラウザの中だけで行われます。入力内容はこの端末のブラウザ(localStorage)に自動保存され、次に開いたときも続きから入力できます。「リセット」を押すと保存内容も消去されます。

Q. 中綴じ(ホチキス留め)の場合はどう入力すればいいですか?

A. 中綴じには背幅という概念がありません。本文ページ数が少なく背幅が2mm未満になる場合、結果画面に中綴じをすすめる注意書きが表示されます。中綴じで作る場合は、表紙は背幅0mmの見開き(または表1・表4を別々のデータ)として作成してください。